僕はシャンプーという技術が好きだ。

好きなんですよ。
シャンプーという技術が。



好きというのはもちろん大きいのですが、何より

シャンプー台でやる技術の多さ

を最近実感しております。

シャンプー台でやる事って…??
  • お湯で流す
  • 乳化
  • シャンプー
  • ヘッドスパ
  • トリートメント
  • タオルドライ
などなど、、、といっても
カラーを流すと一言にしても
  1. お湯とカラー剤を混ぜて乳化
  2. お湯でしっかり流す
  3. シャンプー
  4. シャンプーしながらマッサージ
  5. シャンプー剤を流す
  6. 髪のph値、アルカリ度の中和後処理
  7. インバストリートメント
  8. インバストリートメントをしっかりと全体に伸ばすチェンジリンス
  9. インバストリートメントを流す
  10. タオルドライ(揉み込みながらタオルドライ)
とざっくり言っても10項目ぐらい??
10項目というのは本当に少なく言っていて、、、
乳化にも、シャンプーにも、お流しにも、トリートメントにも、タオルドライにも全てにおいてテクニックが潜んでいます。





それに気を払ってやっている事となると、実に100項目以上は挙げれるくらいにはなるのではないでしょうか?


それぐらいシャンプー台での技術は大切も僕は感じています。


特に僕は

美しい髪

気持ち良い手触り

思わずテンションの上がる実感


というのものが自分の最大の強みであり、美容師をする上での大きなテーマを持っていますので、カットやカラーをするのと同じぐらいシャンプーには丹精込めております。


アシスタントがシャンプーに必ず入るという概念を消し去る
今まで美容室の技術では、まずシャンプー。
コレです。
そもそも、コレがすべての元凶でして、、、

シャンプーってそんな簡単な技術じゃねーぞ!!!!

と口酸っぱく言いたいです。

シャンプーができるようになりました。ハイ、じゃあお客様シャンプーできますね。

では確実に済まなくなってきているのは事実です。


何故ならアシスタントのやるシャンプーは基本的に『知識』&『技術』が伴っていない場合が多数です。

 単純にゴシゴシ洗って気持ち良ければいいんでしょう?

という魂胆が見えますとOUT。

残念ながら僕の認める技術力には達しておりません。

どちらかといえば

ゴシゴシ洗いなど、もう古い

です。

女性に対し、あまりにもゴシゴシ洗うことはナンセンス。

髪を美しく仕上げる姿勢が見えません。


ゴシゴシ洗っていたら、即レッドカードで退場を喰らわしたくなる気持ちになります。


ゴシゴシ洗いになれてしまっているお客様も多いかもしれませんが、
最近の僕のシャンプーは最初にゴシゴシはするものの、

メインは揉み洗い。

そして、一番洗いたいところは地肌よりも毛髪。
案外、地肌はシャンプー剤がくっついて揉み洗いすれば十分に落ちます。(というより、最初のお湯で頭を濡らす時にしっかりとした方法を取れていれば80%はそこで落ちます。)
故に地肌をメインにするというよりも髪を美しくするために髪を洗ってあげたい気持ちが大きいです。

その姿勢がその方の美しい仕上がりになるか、ならないかを大きく左右するのです。


美容師も賢い方が多く、トリートメントも単純なものはNGという風潮。
つければ効くというトリートメントに対して魅力はあるのか…??
と疑問があったとしたら、それは魅力なしです。

つけて入れば楽だろうなー!www

が、そんなつけて簡単に入るものは流したら簡単に流れるぞ…??
という気づきですね。

カラーに関しても言える事ですが、塗布したら染まるとか塗布しただけでトリートメント効くとか、
アリエナイんですよね。。。

やはり、カラー剤に関しても、トリートメント剤に関しても、

薬剤

であることは変わりないのです。
この薬剤に対してしっかりとした知識を持っていないと扱うに値しないものと思ってます。

なので、賢い方々は3stepシステムトリートメントなどは最早、アウトオブザ眼中。
油分の上に油分を乗せて、また油分で蓋をする、、、

アホか!!

ってね。

お客様がご自宅で使用されるものはシンプルなものが良いと思います。
何故なら気軽に使える事の意味合いは大きいので。


しかし!!!
我々美容師はプロです。
そこにアシスタントの境界線などは存在しません。
プロならプロらしく技術&知識を持つことは必須ではないのでしょうか??


あまりにもシャンプーに対して甘っちょろい考えの方が多すぎるな
と思うついこの頃でした。

シャンプー台にこそ、技術も知識も気持ちよさも詰まってるんだぜ←


僕はガンガン美しい髪の女性を増やしていきたいのです…!!!

僕はヘアデザインよりも、そこに重きを置いている美容師です。





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チダ ヨシヒロ

《美髪の錬金術師》 Hair Styleのモットーは『触れたくなるような髪』+『センシュアル』 さらにHairのみにその実力は留まらず、Make-Upはもちろんの事Nailまで習得する『美』のスペシャリスト。 さらにここ最近は『ケミカル知識』をつけロジカルなストレート技術に定評アリ。 ヘアメイクの分野では東京ファッションウィーク、PV撮影、映画関係など、多岐に渡る。

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