夏休みだもんね。高校生なら染めたいよねぇ。

高校生なら誰しもが思いますね。

特に校則の厳しい学校であるならば尚更、、、


夏休みぐらい髪色変えたーい!!

となります。

僕もかつてはその1人でした。

その僕はセルフカラーでまっ金金に明るくなり、その後のあだ名がライオンとなりました。

さて、今回はそんな高校生のお客様。

『やっぱり、どうしてもカラーがしたくて!!』
(´-`).。oO前回、僕が『夏休みぐらい染めちゃお☆キャピ』とそそのかしてしまったばかりに、、、

でも、いいんです。
そのソウルって大切です。
そんなどうしようもない欲をどこかにぶつけたい気持ち。

受け取りましょう!!やりましょう!!!

が、、、

こちらの高校生のお客様の母様より朝お電話頂いた際、
『あまり、明るすぎる色にはしないでください。』(グサッ)
と釘を刺されました。


これは母様も満足させて、高校生お客様も満足させねばなるまい、、、
葛藤です。
親子お客様あるあるです。
親御さんとお子さんの意見が食い違い、そこを上手く終着点を作り出す。
これも僕の仕事です。


今回のお客様の髪は、、、

思いっきりバージン毛です☆

(当たり前)
この際の注意点としては

・よくありがちな、いきなりグレージュにはならない。

これはバージン毛はメラニンぎっしりですからね。
一回のカラーでこうはなりません。
カラーを続けていくうちにメラニンが削られて思い通りの色味が入るようになります。

アッシュにしたくて〜
(´-`).。oO無理っす
となります。
僕ははっきりと無理な事は無理と言った上で丁寧に『一度、明るして〜メラニンを〜』なんて説明するスタンスです。

・毛先、中間は色が沈み、根元だけ明るくなりやすい

これはカラーわかってない人あるあるです。
根元が明るく、ネモ金!!!
見事、逆プリンの完成!!!!
これも初カラー注意点。
故に初カラーのセルフカラーはオススメしないです。
根元は地肌の温度があるから、それを考慮して塗る順番を変えてかないとねー
となります。


ひっくるめて、

バージン毛、初カラーは難しいのです。


僕はそんな時どうするか…??

先ほどもありました通り、何故無理なのか?では、どこのレベルまでならいけるのか?をしんしんとカウンセリングします。

僕は人の髪の悩みを改善したい気持ちが多いタイプの美容師なので、ここを大切にしてます。

カウンセリングが長い!

と怒られた時もありましたが、今では立派なスタンスです。
むしろそんな悩み聞く姿勢が自分の魅力とも感じてます←


そして、こんなバージン毛に対して僕は必殺技を持ってます。

最近のカラー剤は非常にありがたいことにアンダー(メラニン色素の赤み)を削って綺麗なブルー系のカラー剤が豊富な時代です。


そして、アンダー削りすぎてアカン
と批判される事もあります。

が、僕はそこに焦点を当ててカラーをします。


アンダー削る力があるなら、バージン毛も綺麗にセンシュアルカラーだ…!!
と確実な線を踏んでのカラー。


イルミナ??
いや、色味がぶっちぎってない。


ピクサム??
柔らかすぎる。
ピクサムカラーはオンカラーに対しての秘密兵器。


スロウならイケる。

スロウのぶっちぎった

A6+ブルー+グリーン

のこれでもか感。


これで決まりだー!!!!




どーん!!!!











ヴァージン毛から染めたとは思えない彩度。





元々がヴァージン毛ということもあり、変な硬さは感じないブルージュ感!!!



柔らかさ&透明感!!!
カラーをした事によってヴァージン毛の重さは感じられないですね。


ビフォー&アフターで見れば差は歴然。

お客様も大変満足しておられました。


このぐらいなら学校でも大丈夫かもー!!

と言ってましたが、

(´-`).。oOいやっ、明るくなっていく可能性大だから学校行く前にまたカラーしたほうがいいよ〜。間違いなく。
というフォローもお墨付き◎

そう、アンダー削ってるから明るくなっていってしまうのは当然なんですね。
特にこの時期は海やプールにいって塩素だの紫外線だのに髪はダメージを受けて明るくなってしまいますから。


メリットの裏にデメリットあり。
そこもお伝えするのは美容師の義務。



ヴァージン毛でも綺麗なブルー感出したいときは是非に。


薬剤のメリット、デメリットを知って扱いきる、なおかつ説明まできっちりのスタイルです。




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チダ ヨシヒロ

《美髪の錬金術師》 Hair Styleのモットーは『触れたくなるような髪』+『センシュアル』 さらにHairのみにその実力は留まらず、Make-Upはもちろんの事Nailまで習得する『美』のスペシャリスト。 さらにここ最近は『ケミカル知識』をつけロジカルなストレート技術に定評アリ。 ヘアメイクの分野では東京ファッションウィーク、PV撮影、映画関係など、多岐に渡る。

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